
にゃソラ!聞いて聞いて!
うちの相続、どうやら相続税はかからないみたい!

それはひと安心だね。

ということは、相続にかかるお金は0円!
よーし、これにて一件落着!

ちょっと待った。
その財布、しまうのはまだ早いよ。

えっ!?
相続税が0円なのに、まだ何か払うの?

うん。「相続税がかからない」と「相続にお金がかからない」は、別の話なんだ。
たとえば、相続人を確認するために戸籍を集めたり、銀行や不動産の名義を変えたりするよね。
そういう手続にも費用がかかるんだ。

なるほど…
ひとつひとつは大きくなくても、いろいろ積み重なるんだね。

そうそう。
さらに、不動産を相続すると「登録免許税」もかかる。
司法書士に登記を頼んだり、税理士や弁護士などの専門家に手続を依頼したりすれば、その費用も必要になるよ。

むむむ…
「相続税なし=完全無料!」じゃなかったか。

残念ながら、「相続無料キャンペーン」は開催されてないね。
しかも実家みたいな不動産を相続すると、相続した後にも固定資産税や管理費、修繕費なんかがかかることがある。
売るとしても、仲介手数料や家財の処分費用などが必要になる場合があるよ。

じゃあ、「3,000万円の家を相続した!」っていっても、3,000万円自由に使えるわけじゃないんだ。

そこ、大事。
3,000万円の現金と、3,000万円の家では全然違うよね。
家を相続しても、登記費用や片付け代を「家の一部」で払うことはできない。

家の柱を一本持っていって、
「これでお願いします!」とはいかないもんね。

法務局も困るね。
だから相続では、「財産がいくらあるか」だけじゃなくて、手続や管理のために、すぐ使えるお金がどれくらい必要かも考えておくことが大切なんだ。

なるほど。
「相続税がかからないから大丈夫」で終わらせずに、
「どんな財産がある?」
「どんな手続が必要?」
「そのためのお金はある?」
まで確認するってことだね。

そのとおり!
特に不動産がある相続では、相続するときだけじゃなく、相続した後のお金まで考えておくと安心だよ。
相続税がかからなくても、
- 戸籍謄本などを集める費用
- 不動産の相続登記にかかる費用
- 専門家へ依頼する費用
- 葬儀などの費用
- 不動産を維持・処分する費用
などが必要になることがあります。
大切なのは、「相続税はいくら?」だけで相続のお金を考えないことです。相続する財産の内容とともに、「手続やその後の管理にいくらくらい必要になるのか?」も確認しておきましょう。

もっと詳しく知りたいなら、
「相続税がかからなくてもお金はかかる?相続税以外に必要な費用を解説」も読んでみてね。
相続税がかからなくてもお金はかかる?相続税以外に必要な費用を解説
相続税がかからなければ、相続にお金はかからないのでしょうか?実際には、戸籍などの書類取得費、相続登記の登録免許税、専門家への報酬、不動産の管理・売却費用などが必要になることがあります。相続税がゼロでも申告が必要なケースや、相続で準備しておきたいお金を解説します。

