相続した土地、国に引き取ってもらえる?相続土地国庫帰属制度の「できること・できないこと」


ウサラ

山林を相続することになったんだけど、使う予定もないし、売ろうとしても買い手が見つからなくて…
国が引き取ってくれる制度があるって聞いたよ!

にゃソラ

相続土地国庫帰属制度のことだね。相続した土地を、一定の要件を満たせば国に引き取ってもらえる制度だよ。

ウサラ

いらない土地だけ国にお願いして、預貯金はそのまま相続できるの?

にゃソラ

そこが相続放棄との大きな違いだね。相続放棄は、土地だけじゃなく預貯金なども含めて、相続財産をまとめて手放す制度。
相続土地国庫帰属制度は、要件を満たす土地だけを手放せる可能性があるんだ。

ウサラ

それなら、売れない土地は全部この制度で解決できそう!

にゃソラ

残念ながら、「不要な土地お引き取りボックス」じゃないんだよ。
建物が残っている土地や、抵当権・賃借権がある土地、境界や所有権でもめている土地などは申請できないよ。

ウサラ

相続する山林、木がいっぱい生えてる…もう無理ってこと?

にゃソラ

木がある、山林である、傾斜しているというだけで、すぐ対象外になるわけじゃないよ。大切なのは、国が引き取った後の管理に、普通以上の費用や手間がかかるかどうか。
あと、土地の場所や境界を現地で示せることも重要なんだ。

ウサラ

ところで、国が引き取ってくれるなら、費用はかからないよね?

にゃソラ

タダで国が引取ってくれる制度じゃないんだ。
申請時には土地1筆につき1万4,000円の審査手数料が必要で、承認後には原則20万円の負担金もかかるよ。
建物の解体、樹木や廃棄物の撤去、測量などが必要なら、その費用も別にかかるんだ。

ウサラ

そんなにかかるなら、そのまま持っていた方がいいのかな…

にゃソラ

申請費用だけで決めるのは早いよ。固定資産税や草刈り、現地までの交通費、事故や近隣トラブルのリスク、それに次の世代へ管理の負担を残すことも含めて比べるんだ。
売却や隣地の人への譲渡など、ほかの方法とも比べたいね。

ウサラ

何から始めればいいの?

にゃソラ

まずは、登記事項証明書や公図、現地の写真などを集めて、建物・権利関係・境界・土地の状態を確認しよう。その上で、法務局の事前相談を利用すると、申請前に整理すべき問題が見えやすいよ。
共有の土地なら、共有者全員で申請する必要があることにも注意してね。

ウサラ

申請すれば必ず国が引き取ってくれる制度じゃないけど、売れない土地を手放すための選択肢にはなるんだね。

にゃソラ

うん。大切なのは、「制度を使えるか」だけでなく、「費用をかけて使う意味があるか」「ほかにもっと現実的な方法がないか」まで考えること。
土地の状態を一つずつ確認して、将来の負担を減らせる方法を探そう。

にゃソラ

もっと詳しく知りたいなら、「相続土地国庫帰属制度とは?国に引き取ってもらえる土地の要件・費用・手続きを解説」も読んでみてね。

相続土地国庫帰属制度とは?国に引き取ってもらえる土地の要件・費用・手続きを解説

相続土地国庫帰属制度をどのような人が申請できるのか、国が引取れない土地はどんな土地か、費用、手続きについて解説します。


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