
また、遺留分の話なんだけどさ…侵害額の計算って聞いただけで、なんか数字がいっぱい出てきそうで、もうお腹いっぱいだよ…

計算って聞くと身構えちゃうよね。でも流れを押さえれば、そんなに怖くないんだ。今日はざっくり手順だけ一緒に見てみよう。

うん、お願い!どんな順番で考えればいいの?

まず、①相続財産の総額を出す。これは預貯金や不動産だけじゃなく、生前に贈与した財産も含まれるんだ。

生前にあげちゃった分まで戻して考えるんだ。

②そこから相続債務を引いたのが、遺留分の計算の基礎財産になるんだ。

なるほど…まず、基礎財産をはっきりさせるんだ。

次は③全体の遺留分を計算するんだけど、相続人の組合せによって全体の割合が決まってるんだ。相続人が配偶者や子どもの場合は2分の1。

全体の遺留分を計算したら、どうするの?

④それぞれの遺留分を計算するんだ。③全体の遺留分に各自の法定相続分をかければ計算できるよ。

ここで、自分の取り分の最低ラインがわかるんだね。

そして最後に④実際にもらった財産と比べるんだ。もし遺留分に足りなければ、その足りない分=遺留分侵害額を請求できるんだよ。

なるほど、順番は「財産を全部出す → 借金引く → 遺留分を出す → 実際にもらった分と比べる」ってことか!

ざっくり言うとね。この流れを押さえておけば、計算式に数字を当てはめればいいよ。難しく感じるのはどの財産を含めるか?とか贈与をどう扱うか?って実務上の細かいところなんだ。

全体の流れがわかると安心するなぁ。細かい数字や具体例は、またコラムでじっくり見ればいいんだね。

そのとおり!気になる人は、具体的な計算例もあるこの記事を読んでみるとスッキリするよ。