
お父さんの家をどう分けるか話してるんだけど、兄弟で「この家の値段はいくらなの?」って話になって、もうケンカ寸前なの…💦

うんうん、それ、よくある相談だね。
遺産分割では遺産の評価でトラブルになることがあるんだ。

なるほど…でも実際には、どうやって決めるの?家の値段って、専門家でもバラバラって聞くし。

その通り!たとえば不動産の評価には、いくつかの方法があるんだ。
1つは固定資産税評価額。
2つめは路線価。
3つめが公示価格─つまり、実際に売れる値段に近い金額だね。

うーん、どれを使うのが正しいの?😣

実は、法律でこれを使わなきゃいけないって決まりはないんだ。話し合いで納得できれば、どの基準を使ってもいい。
話し合いがまとまらないときは、土地は路線価、建物は固定資産税評価額を基準にすることが多いかな。

不動産業者に査定してもらってもいいの?

相続人がそれぞれ不動産業者に査定してもらって、査定価格の応酬になって話合いがまとまらないことが多いんだ。
話合いがまとまらないと、不動産鑑定士に鑑定してもらうことになるよ。

でも鑑定士さんに頼むのって、お金かかるんでしょ?💸

うん、そう。だから、固定資産税評価額、路線価、公示価格といった資料をもとに話合いで解決を目指すんだ。
それでも争いが続きそうなら、鑑定をするっていう流れが多いね。

なるほど…。家をいくらと見るかが変わるだけで、分け方も全然違ってくるもんね。

そうなんだ。たとえば「兄が家を相続して、妹が代わりに現金をもらう」って場合、評価をいくらにするかで代償金の金額も変わるからね。
だから、まずは公平な評価の基準をそろえるのが大事なんだよ。

うーん、評価の話だけでこんなに奥が深いなんて思わなかった~😳
ちゃんと納得できる数字を出すのが第一歩なんだね!

焦って分け方を決めるより、まずは価値を知ること。
それが、もめない相続のコツだよ。
不動産の評価について詳しくは、「遺産の評価-不動産編-」も読んでみてね。