遺留分の放棄ってできるの?


ウサラ

相続の話をしてたら遺留分の放棄って言葉が出てきたんだけど…放棄って、そんなことできるの?

にゃソラ

できるんだよ。ただし、相続開始前は、ちょっと特別な手続きが必要なんだ。

ウサラ

じゃあ、もういらないですって紙に書けば終わりじゃないの?

にゃソラ

そうなんだ、遺留分の放棄は家庭裁判所の許可がないとダメなんだよ。

ウサラ

裁判所の許可?なんでそんなに厳しいの?

にゃソラ

うん、遺留分って最低限の取り分だからね。もし、家族から強く言われて放棄しろって迫られたら困るでしょ?

ウサラ

たしかに…言われたら断りにくいかも。裁判所がちゃんとチェックしてくれるってことなんだね。

にゃソラ

そうそう。家庭裁判所が自分の意思で放棄してるか、不公平じゃないかとかを確認して、OKを出してくれる仕組みなんだ。

ウサラ

なるほど~。でも、放棄するタイミングっていつでもいいの?

にゃソラ

うん、いつでもいいよ。
家庭裁判所の許可がいるのは、相続開始前だけなんだ。

ウサラ

じゃぁ、亡くなった後に放棄すればいいの?

にゃソラ

う~ん…それだと、遺留分の放棄の見返りが何ももらえなくなるよ。
だから、遺留分を放棄するなら、亡くなる前がいいと思う。

ウサラ

生前に放棄しておけば、遺言書の内容どおりにスムーズに相続できるってこと?

にゃソラ

放棄しておくと、遺言のとおりに分けやすくなる。だから、事業承継とか、特定の子に家を継がせたいってときによく使われるよ。

ウサラ

なるほどね~。でも、放棄したら一切もらえないんでしょ?それってちょっと不安かも…

にゃソラ

だからこそ、裁判所が慎重に許可を出すんだ。
放棄する代わりに生前贈与を受けるとか、納得できる条件があるかを確認することも重要だよ。

ウサラ

なるほど。ちゃんと自分の意思で、納得して決めるってことが大事なんだね。

にゃソラ

遺留分の放棄は、家族の円満な話し合いが前提。無理やり進めるのはトラブルのもと。弁護士に相談して、冷静に判断するのが一番だよ。
それから「遺留分の放棄」の記事も読んでみてね。

遺留分の放棄

遺留分の放棄について解説します。


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