
遺産を分けるって言っても、分け方にも種類があるんだって?
現物分割とか代償分割って聞いたけど、正直どれがどう違うのか全然ピンとこないよ~💦

そこ大事なとこだね。実は、遺産の種類や相続人の希望によって、分け方を変えることができるんだ。
現物分割・代償分割・換価分割・共有分割の4つがあるよ。

まず現物分割は、文字どおり「あるものをそのまま分ける方法」。
たとえば、長男が家、次男が預金、三男が車、みたいな感じだね。

なるほど、わかりやすい!でも家みたいに高いものがひとりのものになっちゃうと、不公平にならない?

そう、そこで出てくるのが次の代償分割なんだ。

代償分割は、家を相続する人が、ほかの相続人に代わりにお金を払って調整する方法だよ。

あっ、つまり家はもらうけど、その分の代わりに現金を渡すってことね。フェアだね~!

そうそう。不動産を残したい家族がいるときなんかによく使われる方法だよ。

でも、みんなで使う予定もないし、調整も大変そうなときはどうするの?

そんなときは、換価分割。遺産を売って、売れたお金を分けるんだ。
たとえば、家を売って代金を3人で相続分で分ける、みたいにね。

それならスッキリ!でも売りたくない人がいたらもめそう…

うん、まさにそのとおり。感情面も大事だから、慎重に話し合う必要があるね。

最後の共有分割ってのは?

これは「みんなで共有する方法」だよ。不動産を共有名義にして、相続人全員のものにするんだ。
ただし、あとで売るときとか修繕するときに協議が必要だから、トラブルになりやすいのが難点。

うわぁ…家族仲がよくないと大変そうだね。

うん。だから、共有分割は最後の手段として仕方なく使われる感じかな。

なるほど~。
現物はそのまま、代償はお金で調整、換価は売って分ける、共有はみんなのもの。
同じ分けるでも、いろんな形があるんだね!

そうそう。大事なのは、家族の希望と将来の使い方を考えながら選ぶこと。
どの方法がいいかは、財産の種類や状況によって変わるんだ。

じゃあ、うちの実家の土地をどうするか相談するときも、これ知っておくと役立ちそうだね!

うん、まさにそう。
それぞれのメリット・デメリットを整理した詳しい解説は、こっちの記事で読めるよ。